質問をするときの注意事項

質問をする際には、次のようなことに注意します。

(1)全体質問はだれでも答えられる質問から始める

特に研修の開始時は注意しましょう。

答えられないと「恥を書いた」と感じる参加者もいるので、やさしい質問から始めます。

 

(2)答えを求めるときは、5秒以上「間」をとる

考える時間が必要です。間をとらないと、参加者から答えを引き出せない場合があります。

 

(3)知識のあるなしを調べる質問は、多くしない

「○○についてご存じですか?」「△△について知っている人」を多用されると、参加者は〝上から目線〟を感じたり、「偉そうなインストラクターだな」と感じたりします。

特に社内インストラクターの場合、そのポジションでの仕事として、キャリアも年齢も上の方々を対象に研修をすることもあるので注意が必要です。

 

(4)答えてくれた人にお礼を言う

答えてくれた人への感謝です。

「ありがとうございました」の一言です。

そして、もし正解が決まっているような問いで、答えが正解であったら、承認の言葉も加えましょう。

 

(5)2人だけの会話にならないように全体で共有する

質問魔のように、1人の参加者からの質問が多くて、講義が進まないというケースなどです。

この場合は、リレー質問を心がけ、クラス全体でその質問を共有して考えてみます。

 

(6)予想外の答えに対しても、否定したり、無視したりしない

「ありがとうございます。○○ですね。他の方はいかがですか?」

ここでの「○○ですね」のように繰り返し復唱をすることは、2つの意味があります。確認とあいづちです。

あいづちとして使うと「わかってもらえた」、そんな感覚を参加者は持ちます。

インストラクターに質問があったときの一言をお教えしましょう。

「いいご質問ですね」の一言から、始めます。参加者の質問によって、学びが深まります。

「難しいご質問ですね」と、インストラクターが感じたことを言うのもおすすめです。

「そうか、インストラクターは、いい質問だと思ってくれているのだ」「インストラクターは何らかの理由で難しいと感じているんだ」ということがわかります。

このように、インストラクターとしてフィードバックのスキルを磨くことが大切です。
インストラクターが見たまま感じたままを言語化することで、場が確実にツーウェイの構造になります。

参加者からインストラクターに質問があって、もし即答できない場合は、「後ほど、確認してからお応えします」などと対応することも必要です。

どうしても即答を求められた場合は、「私見ですが、」と断りを入れて応えます。
インストラクターは、会社の理念、方針のもと研修を行っていますので、即答しないという選択肢も持っていたいものです。
インストラクターは、会社の代表として、なぜその答えになるか根拠、裏づけを基に自信を持って答えます。
このように、質問には、研修を面白く、有効にするヒントがたくさん隠れています。

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