ホワイトボードの使い方

ホワイトボード、DVD機器、プロジェクターなど研修に使用するツールは、研修を効率的、効果的に進めるうえで必要不可欠なものです。

ツールを使うことにより、研修に変化を持たせたり、より理解を深めたり、強く印象づけたりすることが可能となります。したがって、それぞれのツールの特徴や使い方をよく心得ておく必要があります。

機器類などの操作がスムーズにできず、研修の最中にもたついたり、間違った操作をすると研修の流れを断ち切ってしまうことにもなりかねません。

 

私がある会社で研修を行ったときに次のようなことがありました。
人事評価研修で、評価の題材とする映像を見るときに事務局の方がテレビモニターの操作をしたのですが、いきなりテレビ放送のバラエティ番組の映像が映ってしまいました。
それでもすぐ切り替えられればよかったのですが、操作になれていないせいか、なかなかビデオモードに切り替わりませんでした。
その間、参加者は研修とは別の形で盛り上がってしまい、研修の態勢に戻すまで時間がかかってしまいました。

ツールはうまく使えば非常に効果的ですが、たとえうっかりであっても使い方を間違えるとマイナスの効果が働いてしまうので注意する必要があります。

 

 

ホワイトボードの使い方

ホワイトボードは研修だけではなく、会議などでも普通に使われるので馴染み深いものだと思います。

研修でホワイトボードを使用する場合、使い方の原則がありますのでそれを心得ておく必要があります。

黒板は最近設置しているところがかなり少なくなってはいるものの、全くなくなっているわけではありません。

ここではホワイトボードを中心に説明しますが、黒板についてもほとんど同じことが当てはまります。

 

(1)左右に2分割して使用する
ホワイトボードは左右に2分割して使用するのが原則です。
残したいものは左側に、すぐ消すものは右側に書きます。

壁に据えつけてあるような幅の広い大きなホワイトボードはこれでいいのですが、横幅が120センチ以下のホワイトボードの場合は分割すると使いにくいので、2面用意して使用することをおすすめします。

 

(2)マーカーの使い方
ホワイトボードに関して注意するのは筆記具であるマーカーです。
私もさまざまなところで研修を行いますが、用意されているマーカーがすべて書けないものであったということが少なくないのです。
インストラクターは研修が始まる前に、マーカーを点検し、書けるかどうか確認しておく必要があります。
研修中にかすれたマーカーを何回も交換している光景は参加者にマイナスのイメージを与えてしまいます。

そもそもかすれた字は参加者にとって見づらいものです。
そして、インストラクター自身もストレスを感じてしまいます。
ホワイトボードに書くのはポイントやキーワードです。
美しい文字で書くのに越したことはありませんが、参加者にわかる文字で丁寧に書こうという気持ちで書くことが大切です。

使用するマーカーは、黒を基本とします。
そして、強調したい点を示す場合、青や赤を使用します。

 

(3)板書の際に注意すること

ホワイトボードに文字や図を書くことを「板書」といいます。
もともとは、黒板に書くことを板書といいましたが、ホワイトボードの場合にも使用します。

 

かつて、研修といえば講義が中心だった時代がありました。
講師が熱弁をふるい、必要なことは板書し、参加者はそれを一生懸命筆記するのが当然のように思われていました。

このような中での板書の仕方というのは、体や顔をある程度参加者の方に向けて(右利きの場合)右手を伸ばして板書するというものでした。そのときの留意点は、書いてあることを講師の体で隠さないようにし、参加者の筆記の妨げにならないようにするということでした。

 

しかし、現在では、参加者にはインストラクターの話を聴くことに集中してもらうため、研修中投影するスライドを参加者に配布し、筆記の手間をなくすということがよく行われます。

このような状況では板書の意味も以前とは変わってきました。

網羅的に板書するのではなく、ポイントだけの板書、キーワードだけの板書で十分です。

板書の時間も短時間ですみますので、ホワイトボードに書くときはホワイトボードに向かって書くことに集中し、書き終わったら再び参加者を見て話し始めます。
こうすればメリハリのある講義になります。

 

また、最近ホワイトボードや黒板に相当するツールでグラスボードというガラス製のボードを設置しているところがあります。
使い勝手は非常によく、従来のホワイトボードとスクリーンの機能をあわせ持ったものといっていいでしょう。

つまり、普通のホワイトボードとして使用できるのはもちろんですが、プロジェクターからの映像もそのまま映すことが可能です。
そして、プロジェクターからの映像に対して、強調のためマーカーで線を引くということもできます。
従来のスクリーンですと、このようなことはできなかったので、表現の幅が広がったことは確かです。

 

ホワイトボードの使い方

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