映像教材、その他視覚機材の使い方

映像教材(ビデオやDVD)は事例を活用した研修になくてはならないものです。
映像教材は機器と映像ソフトに分けて考えることができますが、使用上の留意点を説明します。

 

(1)映像ソフト活用の留意点
映像ソフトは事前にその内容を熟知したうえで、映像の内容が研修の目的に合致するかどうか検討します。
検討の結果、採用が決まったらどのように使用するか計画を立てます。

 

映像を映す前に、その目的、学んでほしいことを告げておきます。
また、参加者の関心を高めるために映像の重要な部分について説明しておくことも大切なことです。
登場人物の関係が複雑だったり、時間の長い映像の場合は登場人物の関係やあらすじを説明したものをあらかじめ配付します。

面談やコーチングなどの研修で映像を活用する場合、双方のやりとりで特に留意すべき部分については、そこで映像を一時停止し、解説を加えます。

 

(2)映像機器使用上の留意点
機器はあらかじめ操作をして操作方法を確認し、本番はスムーズに操作できるよう(スイッチを押すだけですぐ映像が出るように)にしておきます。
また、機器の点検を定期的に行い常に正常な状態で動くようにします。

 

また、プロジェクターを置く位置に注意を払い、参加者の頭で光線をさえぎることのないようにします。
プロジェクターを置く台の高さは120センチくらいを目途にするとよいでしょう。

 

(3)プロジェクターと書画カメラ
研修で使用するプロジェクターはおもに2種類あります。
1つはパソコンやDVDプレーヤーとつなぎ、それらからの映像を投写するもの、もう1つはOHP機能がついているマルチプロジェクターとよばれるものです。

 

使い勝手からすればマルチプロジェクターがはるかに優れています。
OHP機能がついていると普通の紙のまま投写することができます。
たとえば、インストラクターが持っている資料がそのまま映せますし、グループ討議で作成した作品も紙のまま映すことができます。

 

これと同じ機能を持っているのが書画カメラです。
マルチプロジェクターと異なる点は、書画カメラ自体は投映機能を持っておらず、パソコンと同様プロジェクターにつないでスクリーンに映し出します。
書画カメラはその性能によりさまざまなものがありますので、自分が使用する書画カメラの性能をよく確認してください。

 

(4)模造紙
模造紙は、グループ討議を行いその結果を発表資料としてまとめるときに使用します。
発表資料であれば、A4版の紙にまとめる方が手間がかからないのですが、模造紙には模造紙なりの特長がありますのでそれを活かした使い方をします。

 

最大の特長は貼ってながめることができることです。
たとえば、各グループの討議結果を相互に比較検討しながら全体討議を行うことは、模造紙の特長を活かしたやり方であるといえます。

また、研修の冒頭にグループごとに研修で達成したいことや、研修中の行動のルールを決めて模造紙にまとめ、研修期間中貼っておき絶えず確認できるようにするといったことも模造紙ならではの使い方といえます。

 

このように模造紙をうまく活用することによって、効果的な研修をすることができます。
ただ、模造紙にまとめるには時間がかかりますので、そのための時間は見積もっておく必要があります。

 

書くための時間は内容にもよりますが、10分から20分くらいみておくとよいでしょう。
まとめるための書式が決まっている場合はあらかじめそれを模造紙に拡大コピーしておくと線を引いたりする手間が省けて便利です。

 

(5)ホワイトボード
ホワイトボードはインストラクターが講義の際に使用するだけでなく、各グループに1台ずつ用意しておき、グループ討議の結果をそれにまとめ、そのまま発表に使用することがあります。

ホワイトボードに討議しながら書いていきますので、模造紙のようにあらためて記述する必要がありません。
したがって、まとめる時間の短縮につながります。

ただし、討議が終わるごとに板書内容を消しますので、討議の結果を残しておきたい場合は、デジタルカメラでボードの内容を撮影しておき、その後の分析や内容の共有化に活用します。

 

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