予期せぬことも研修効果につなげる

研修ではさまざまな予期せぬことが起こります。

私が担当する3日間の社内インストラクター養成研修のときのことです。

事前に12人が参加すると伺っていたのですが、初日の朝、事務局の方から「先生、申し訳ございません。

どうしても2名、業務都合で初日欠席です。

管理職で忙しい身ですので、2日目からしっかり参加するよう伝えました。

どうぞよろしくお願いいたします」との連絡がありました。

1日目は大切なのにと思いつつも、「はい、わかりました」と応え、初日の研修に全力投球で臨み、1日目の終了時から2日目の朝までこれからどうするか考え抜きました。

そして、2日目、12人を2グループに分けました。

1日目に参加した5人と、2日目から参加する1人で6人で、ひとつのグループにしたのです。

まず、初日参加者へは、「業務都合により参加できなかった御二人を歓迎しましょう」と言いました。

そして、2日目からの参加者のために、初日の研修内容を5分割して、1人10分ずつレクチャーしていただきました。

10分×5人で50分、あとの10分はQ&A、そしてお互いフォローしあうといった具合です。

自分が学んだことを他の人に話すことで、自分自身の理解度を確認するとともに、咀嚼したものを言語化してより理解を深めてもらったのです。

初日参加できなかった2人の参加者も、最初は少々不安で気後れしながら、申し訳なさそうに参加していましたが、グループメンバーのおかげで早く溶け込むことができ、積極的に研修に参加してい
ただくことができました。

もちろん、10分レクチャーの準備をしていただいている時間に、2日目から参加の2人には、私が研修オリエンテーションをして、関係性をつくったのはいうまでもありません。

欠席、遅刻の扱いは、会社の決まりごとに従うとともに、あなたの上司と相談しながら、自分だけで判断せず対処してください。

このケースでは、2日目の午前中の1時間を、グループ研究にあてるというプログラム変更をしてみました。

研修中起きるすべてのことをリソースと捉え、常に目的・ゴールを念頭に置き、柔軟に対応していきましょう。

すべての参加者を歓迎し、この場をともにできることに感謝し、この瞬間だからこそできること、いま必要なことに焦点を当て、ベストを尽くすことが大切です。

予期せぬこと

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